お祭の最後を悲しむように,そして,この5日間で火照り続けたモノをやさしく静め,美しい余韻のみを残すように,しとしとと雨が降っています。
まあ,つまり4日間ここで飲んで食って飲んで三昧があったことは,すっかり忘れ,カロタセーグのハイナリーやモルドバの美しいメロディーのみ記憶に留ようという神様の思し召しなわけです。
我々のフィナーレは,朝のムジカーシュの有料コンサート。コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ作品8との競演は,その曲と演奏のすばらしさに感動です。
・・・・・はい,正直に言いましょう。もちろん,すばらしい・・・のだろうけど,私には,ちとそれは分かりませんでした。ムジカーシュの演奏するジメーシュのオリジナルの旋律を取り入れた作品ということで,競演したわけですが,私としては,そのオリジナルで何の不足があるのだ!と思うわけです。ただ,そのチェロの演奏を聞くのは2回目だったのですが,1回目より,はるかに「これもありかな」と思ったことは事実。少しは,分かってきたのか?
クラシックとの競演であれば,バルトークでも良かったかもしれない。
いずれにしろ,「熱狂の日」は終わりました。基本的には,クラシック音楽中心で,主催者の意図とはちとずれたかもしれませんが,我々にとっては,まさに,熱狂の日々を過ごすことが出来ました。主催者さん,ありがとう。