「大勢集まって踊りを楽しみたい」
というのは、多くのサークルやハンガリーの踊りの愛好者に共通する目的だと勝手に思っているわけです (勿論、私もそうです)。
ハンガリーの踊りの場合は、どんな演奏であろうと、 メゾセーグの曲をかければメゾセーグの踊りを踊れますし、それは他の地方の踊りでも同様ですよね。
異なった先生から習ったとしても、メゾセーグの踊りはメゾセーグの踊りであって、
メゾセーグ#1でもメゾセーグ#2でもないわけですから。したがって、全く知らない相手とでも、
容易に踊れ、かつ踊りを楽しむ事ができると信じています。
だからこそ、「大勢集まって踊りを楽しみたい」は容易に可能だと思っています。(勿論、同様な他の民族の踊り、他の分野の踊りもあるだろうと思います)
これは、国内だけでなく、アメリカでも本国ハンガリーでも同様です。
ニューヨークのタンツハーズにいきなり行っても、必ず、最後にメゾセーギ・タンツォークがかかり、
同じような演奏で、初めて会うアメリカ人女性と何の違和感も無く踊れる。 コミュニケーションの下手な日本人にとっては協力な武器ですよ、これは (勿論、そこから会話も始めないといけませんが)。
ニューヨーク駐在の頃、同僚の中で、知り合ったアメリカ人の数、友達になったアメリカ人の数を競えば、 おそらくトップだっただろうという自負はあります。まあ、特定の分野に傾いているということはありますが (^_^;)。
こんなそんなができるのも、本国ハンガリーでタンツハーズ運動が成功しているおかげだと思います*。
勿論、それもそれぞれの村での踊りがあったればこそですが、タンツハーズ運動なくしてこれほどの広がりがあったかどうかは疑問です。私の浅い理解で解釈すると、タンツハーズ運動によってスタンダードが確立され、それがグローバル化したからというところでしょうか。
まあ、それはそれとして、「大勢集まって踊りを楽しみたい」 をもっと大切にしていきたいですね。サークルやクラブはいくつあってもいいけど、タンツハーズでは一緒に楽しみたい。せっかく、そういうハンガリーの踊りを踊っているのだから。
漠然と...各クラブが集まる、まさしく「タンツハーズタラールコゾ」 みたいなものができればいいな、なんて思ってます。
そんなわけで、8月の土香のタンツハーズは、手放しで楽しかったし、来年1月の TÁTIKAのタンツハーズも楽しみだぞ。踊り部は....まあ、そのうち(^^ゞ。
引き続き、皆さんからの情報をお待ちしています。■
* ちなみに、 ここ(http://www.datanet.hu/tanchaz/thdhg.htm) を見ると A Táncház Egyesület elnöke (The president of the Dance-house Guild)は、 Timár Sándor氏となっています。