言いたい放題

踊り部とは

ハンガリーの踊りは、かなり以前からも色々な方によって、日本に紹介されてき ました。踊り部では、中でも前ハンガリー国立民族舞踊団のディレクターである Timár Sándor氏に注目し、氏の伝えるハンガリーの踊りを中心に練習しています。

ところで、その“踊り部”という変な名前。当初は、その語感の悪さから、結構不評だったという 記憶があります。とはいえ、そこは、代表の独断で(自分の発案だし) 決定しました。そして、まわりが「変な名前」と思いながらも言い出せずにいるという状況を克服しながら、代表自身は、 “踊部”か“踊り部”にするか、はたまた“Odoribe”か、なんていうのを悩んで いました。

この名前の由来は、皆さんが連想されるように「語り部」にあります。語り部 とは、辞書でみると、朝廷で古い言い伝えや伝説を語ることを職業とした方たちだそうですが、一方で、「その土地の語り部」というように、その土地の民話を語り継いでいる方々も、一般に「語り部」と呼ばれていますよね。彼らは、その土地でも語りの名手として認められ、その土地の語り部になったのでしょ う。こうして、語り部たちは、それぞれで伝わっている物語を、文字ではなく、語り継ぐことによって次代に伝えてきました。これは、踊りの世界でも同じでしょう。ハンガリーでも、勿論、日本でも、また、世界のどこの土地でも、その土地に伝わる踊りは、文字ではなく、踊り継 がれることによって伝わってきたのだと思います。そして、その踊り継いでき た方々、特にその中でも踊りの名手を「踊り部」と呼んでもいいんじゃないでしょうか。

このクラブ"踊り部"は、そんな踊り部にあこがれて踊りたいと思う人の集団です。語り部のところに、土地の人々が物語を聞きに集まるように、踊り部のところに踊り手たちが集まる、そんな世界を想像して"踊り部"を作りました。勿論、"踊り部"の会に本物の踊り部がいるわけでは決してありません。それは、集まった人の想像の中にいるとしか言えません。ただ、ある意味で、今の"踊り部"にとっての踊り部の一人は Timár Sándor氏であることは間違いありませ ん。

なんて仰々しくえらそうに言ってますが、その「踊り部」の実態ですが...通常は東京のきたの十字路赤羽駅から埼京線で2駅の浮間舟戸駅近くの会場を使っています。参加メンバーは学生から社会人、時にはお子様、海外出身の方もみえて、様々です。踊りの経験も様々で、ほぼ毎年ハンガリーに行くようなハンガリー度80%以上の方も多いですが、今年踊り始めの方もいらっしゃいます。

いずれにしろ、踊り部のもともと始まりは、私は今こんな踊りを踊りたいんだけど、もし良ければい っしょにどうぞ、というところから始まったわけです。踊り部のモットーは、「踊りを楽しむ」ことです。まあ、たかが趣味の踊りです。肩から力を抜いて、楽しく踊りを楽しむ会 にすることを第1に考えているつもりです。

こんな集まりですが、踊り部に興味のある方、質問などは、以下までお問い合わせ下さい。

踊り部代表 Takashi Kamiya
odoribe@gmail.com

by odoribe | 2001-09-01 00:00 | 言いたい放題

踊り部の最新情報ほか


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